生命保険の話
こんにちはー
せっちーです。
今日は、前回までの接骨院の話ではなく、私のタイムリーなお話をしようと思います。
さて、突然ですが、皆さんは生命保険には入っていますか?
私は入っています。
両親が私のために加入してくれていました。(もちろん両親も入っています『生命保険+医療保険』)
その流れで、今も某生命保険会社(以下 A生命)の保険に加入しています。
《この記事はあまり保険のことを知らなければ、少し保険のことを知るチャンスになると思います》
先日、実家にいたところ、両親と私の担当のA生命の営業さんが上司の人と訪ねてきました。
母と一緒に話を聞いていた時のお話です。
とにかく、良い!という商品を猛プッシュしてくる上司
上司
「新しい商品(生命保険+医療保険)ができたので、お伝えするために伺いました
」
母
「ありがとうございます」
上司
「新しい商品(プラン)は、現在、ウチの保険に加入している方のみ、入れる商品なんですよ」
「凄いのが、この商品(プラン)はなんと、加入する時に自己申告がいらないんです」
私
「なにの自己申告?」
上司
「持病があるとか、そういった自己申告がいらないんです。凄くないですか?」
私(心の中での声)
「だって、A生命の保険に加入している人しか入れないってことは、元々、A生命の保険に加入する時に、医師による健康診断結果だったりを添えてたり、入院とか手術したら、A生命に給付金もらうために申請するんだから、そのへんの情報は持ってるんでしょ?
ある程度は情報を知ってるんだから、自己申告いらないって、そんなに凄くない気がするんだけど?」
「まぁでも自己申告いらなくて加入できたとしても、給付金をもらう時に、元々の持病とかでも、ちゃんと給付金を支払ってもらえるなら凄いけど、そこは分からないからね」
ここから怒涛のプッシュが始まる
上司
「それで、この商品(プラン)の良いところは、入院した場合、1日でも給付金が12万5千円受け取れるんですよ」
「今、加入している商品(プラン)だと、入院1日につき5千円なんで、この差は大きくないですか?」
「入院29日までは、受け取れる給付金が12万5千円で、30日になると、もう一回12万5千円が受け取れるんです」
「これを最大4回まで受け取れます」
つまり
1〜29日→12万5千円
30日〜58日→12万5千円×2
というようになっていくとのこと。
上司
「最近は、医療費の問題もあって、なるべく入院を短くしようという取り組みで、短期入院化してるので、それに対応した商品(プラン)なんです」
「それで、今契約している商品(プラン)だと、手術1回につき、10万円を給付で、女性特有疾患も10万の給付なんですけど、新商品(プラン)は手術1回につき、6万5千円で、女性特有疾患も6万5千円になるので、少し今の商品(プラン)より金額は下がりますけど、入院1日で5千円が12万5千円になりますから、手術の金額が下がるのは仕方ないですよね」
「自己申告がいらない医療保険ってないんですよ!それで、入院が1日12万5千円の給付が受けられれば、お金のことは心配いらなくなりますから、もしもの時に安心ですよね」
「さて、それではここまでのお話を聞いて、クイズです」
「この新商品(プラン)は、今、契約している商品(プラン)と比べて、いくらになると思いますか?」
「はい、息子さん」
えっ?私?💦
私(心の中の声)
「そこまで良い商品(プラン)だとプッシュしてきて、値段もクイズ形式にするくらいだから、相当良い商品(プラン)で値段にも自信があるんだろうなぁ」
「でも単純にメリット(短期の入院で12万5千円)だけじゃなくて、デメリット(入院1日5千円給付のほうが、26日目からは多く給付金がもらえる)ことも考えると、もしかして今の契約している商品(プラン)より安くなるのかも?」
「今のプランより少し安くなるとか?」
上司
「いや、安くなることはないですね。
保障が上がってますから」
私(心の中の声)
「保障が上がってるって言っても、手術の金額とかも含めて下がってるのもあるし、入院1日で5千円のほうが多く貰えるパターンもあるんだから、完全に保障が上がってるとは言えないでしょ」
「これだけ良い商品(プラン)だと猛プッシュしてきて、クイズ形式にまでしたのに、安くならんのかい(笑)」
「それでいくらなんですか?」
上司
「これだけの保障になって、年払いで8000円ちょっとプラスするだけなんです。月で考えると700円多く払うだけで、これだけの保障が受けられるんですよ。凄いと思いませんか?」
私(心の中の声)
「いや、せめて保障が全て上がるなら、払う金額が高くなるのも理解できるけど、デメリットもあるのに、払う金額が高くなるのって凄くないだろ」
上司
「お母さん(母のこと)は来月が年払いの時期なので、年払いしてしまう前に商品(プラン)変更できるように、今なら間に合いますよ」
母
「そうですね。なにかあった時に保障がしっかりしてるのは安心ですもんね」
上司
「では、サインだけしてもらえれば、すぐにプラン変更できますから、今用意しますね」
私
「一回、新しい商品(プラン)と今の商品(プラン)の中身をしっかり見たほうがいいんじゃない?」
と母に対して
そこで母はまず、今の商品(プラン)を見る(営業さんからプラン内容の紙をもらって説明を受けていたため)
すると母があることに気付く
母
「ここに書いてある○○治療を受けた場合、最大5万円を給付と書いてありますけど、この治療を数ヶ月前に受けたんですが、もらえるんですか?」
上司
「えっーと、いつ受けましたか?日にちとか覚えてます?診療明細書はありますか?」
「ちょっと調べてみないと分からないので、調べて明日また来ます。その時にサインしてもらえれば大丈夫なので」
ということで営業さん達は帰っていった。
その後、すぐに新商品(プラン)の計算などを私がしてみた。
計算する前から分かっていたことは
• 入院1日につき5千円(今のプラン)のほうが多く貰えることが数日ある(入院26から29日の場合)
• 新商品(プラン)は、入院1日でも12万5千円が貰える
• 手術だと10万円だったのが6万5千円になり、女性特有疾患も10万円が6万5千円になる
• 年払いの金額が8500円ほど高くなる
計算してみて分かったこと
• 入院のみなら、1日〜24日までは新商品(プラン)のほうが多く貰える
• 手術をすると16日くらいまでなら新商品(プラン)が多く貰えて、17日以降は今までの商品(プラン)のほうが多く貰える
• 女性特有疾患の場合も手術なしなら、16日と17日がライン(手術もした場合は、11日がライン)
とメリットが大きいとも言えない?感じに。
年間に支払う金額が8500円高くなった分、メリットもあるが、高くなったのにデメリット(今のプランの方が保障が多く貰える)も結構ある。
そして、話を聞いていて、私が最も感じたこと
それは
• 今のプランで年払いをする前に、早く新しいプランで多く支払うプランの契約をしたい営業(上司)さんの気持ち
• こちらにデメリットが生じるのに、デメリットについては話してくれなかったこと
• 不信感を感じたのは、あれだけ良い商品(プラン)だと猛プッシュしているにも関わらず、父には新商品(プラン)の話はなかったこと
(父は月払いにしているから、焦っていないのか、それとも父は年齢的には対象に入るが、他の要因で対象外なのか、なぜ勧めてこないのか不明)
そして私が母に言ったことは
「私も含めて、子供は独立して生計を立てていて、両親二人で暮らしている。老後の資金も二人で生活する分には、多くはないが足りないことはない金額もある。なにが起こるか分からないリスクに対して、保険というのは払うものだが、入院や手術のお金が払えないような貯蓄ではないんだから、もう医療保険は必要ないんじゃないか」
ということ。
では何を根拠に必要がないと言ったのか、それは次回の記事でお話させて頂きます。